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（小田原城外周）
三ノ郭
ニノ郭の北側、東側、南側を囲む形で三ノ郭があります、上杉謙信、武田信玄の小田原城攻撃後に城下集落を堀で囲ったと云われています。
蓮上院総構
１５９０年（天正１８年）の豊臣秀吉による小田原征伐に際して城下全体を囲む形で土塁、堀が１０ｋｍに及び設けられています、現在その大半の土塁が失われていますが小田原城の西方向の蓮上院の総構は大変良好な状態で現存しています。
（蓮上院総構前の徳川軍陣所）
此処蓮上院の総構の堀は水堀であり小田原攻めにおいて堀の対岸には徳川家康の陣所が置かれていました。
海岸沿いの総構
海岸沿いにも総構が設けられています、丁度現在の国道１号線と西湘バイパスの中間辺りに連なっていました、この総構は海防土塁であり小田原攻めで豊臣方の主力水軍である九鬼水軍、長宗我部水軍はこの土塁の為に上陸できずに海上で待機状態となっています。
早川口
小田原城の南西側で早川沿いにあった早川口は二重の土塁の枡形口となっていました、この枡形内に敵が侵入した場合三方から弓、鉄砲の攻撃を受ける事になります。
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