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                    下総国分寺尼寺




            

 下総国分寺尼寺は現在の下総国分寺本堂から大凡400m北西の国分尼寺跡公園に位置していました、尼寺はその外周を周溝で囲み規模は東西が340m、南北は300mと国分寺尼寺としては相当規模の広い面積でした、現在公園化されている地区は国分寺尼寺の回廊で囲まれた寺院の中心の区画でその内側には金堂と講堂が配置されていました。



                                   講堂跡



 中心の区画の北側に講堂、南側に金堂が二棟並んだ状態で建っていました、講堂跡から火災で焼失した時に落下したとされる瓦が数枚発見されその近くから「隆平永宝」が一枚土出しています、隆平永宝は796年(延暦15年)に発行された通貨であり下総国分寺尼寺が火災で消失した時期はそれ以後の平安初期であったと考えられています、また瓦は焼け落ちて散乱した状態で見つかっている事から消失後に片付けられた形跡が無く国分寺尼寺は火災後に衰退期に入ったとの見解があります。
 この講堂の規模を知る基壇の面積は大凡東西が26m、南北は19mです。



                                     金堂

                     

 講堂の南側に金堂が建っていました、金堂の基壇の面積は大凡東西が26m、南北は22,5mであり東西は講堂と同じで南北は幾らか長く成っていました。

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