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四万温泉郷   
     

                     
     
 
     
 上州四万川沿いに旅館が点在する温泉街、1954年に国民保養温泉地の第一号に指定された四万温泉に今回は行ってみました、四万温泉の歴史は古く、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際に立ち寄ったとも云われています、1563年(永禄6年)に宿場と成り以後、温泉街が徐々に形成されたそうです。 

     
四万温泉バス亭 
     
 
  (バス亭隣のたむらの飲泉場) 
   
 JR吾妻線中之条駅から四万温泉行きバスに乗り、大凡40分程で四万温泉バス亭に到着します。バス亭を降りると直ぐ隣に飲泉場があります。
 まずは此処から奥四万湖まで歩いてみます。

     
積善館 本館
     
 国道353号線へ向かう為、県道239号線を北へ進みます、バス亭から100m程進むと元禄年間に建てられた日本最古の湯冶宿、積善館の本館が四万川の対岸に見えます。 現在積善館の本館は県指定文化財と成っています。
 (本館)  (積善館見取り図)、(クイックで拡大)
 
 館内を少し見てみましょう、積善館は主に3つの区画に分かれています、四万川に架かる慶雲橋を渡った先の本館、その本館裏手には昭和11年に建築された県の近代遺産「山荘」、更にその奥に1986年に建てられた「佳松亭」が在ります。
 (本館玄関)  (囲炉裏場)
 
 慶雲橋を渡ると直ぐに本館の玄関です、昭和初期のレトロなイメージの玄関でその横には「囲炉裏場」があります。
 (資料館)  (元禄の湯入口)
 
 玄関から進み突当たりを左へ曲がると積善館の資料館と「元禄の湯」入口です。
 
 (元禄の湯)
 
 元禄の湯は昭和6年に造られた当時としてはモダンなホール風の浴室でカランは無く湯船からのかけ流しと成っています、上記左写真の1階部分がその浴室です、現在、国の有形文化財に指定され古き良き時代の文化と伝統を現在に伝えています。
 
 (本館客室)  (本館と山荘を繋ぐ浪漫のトンネル)
 
 本館の客室は建物のレトロ感とは異なり、いたってシンプルな内装です。
 本館裏手の「山荘」を見てみましょう、本館から山荘へ行くには本館2階の「浪漫のトンネル」をくぐり抜けます、このトンネル、千と千尋のモデルとなったそうです。
 
 (山荘の貸切風呂、山荘の湯)  (山荘の客室)
   
 「山荘」は昭和11年に建設された県の近代遺産です、全体的に桃山風の造りで客室もいささか豪華な内装と成っています、建物内にはレトロ雰囲気な貸切風呂「山荘の湯」があります。
 
 (桂松亭の大浴場、杜の湯の内湯と露天)
 
 積善館の一番奥の「桂松亭」は1986年に建てられた最も新しい建物です、大浴場「杜の湯」があり露天も完備されています、ちなみに積善館の温泉は全て源泉かけ流し100%。
 (本館夕食、お弁当) (本館夕食、釜揚げうどん) 
   
 夕食は本館、山荘、桂松亭でそれぞれ異なります、桂松亭は月かわり懐石メニュー、山荘は四季の素材を重んじた季節かわり懐石メニュー、本館は野菜、コンニャクなどを素材にヘルシーを重要視したヘルシーお弁当メニュー(食べ応えは十分にあり)、また名物「釜揚げうどん」などもあります。

     
四万たむら、湯薬師神社 
     
 
 (旅館、四万たむら)    (湯薬師神社) 
     
 県道239号線を更に北上すると茅葺屋根の旅館、四万たむらの前で突当たりに成ります、此処も歴史ある旅館で母屋は1834年(天保5年)に建てられたと云います。
 四万たむらを迂回して裏手に回ります、丁度たむらの裏側に湯薬師神社の社があり社から300m程先で国道353号線と合流します。 
 (四万たむらさんの客室)  (滝見の湯)
   
 「四万たむら」さんはなんと創業が室町時代にさかのぼるそうです、更に凄いのが温泉、7つも源泉を持つ旅館で2017年の温泉グランプリで群馬県1位を獲得しています、その「四万たむら」さんの源泉一つ一つを見てましょう。
 「滝見の湯」、滝を眺めながらユッタリ浸かれるお風呂で風情があります。
 
( 甍の湯) ( 庭園露天風呂甌穴)
   
 「 甍の湯」、胃腸と美肌の湯で低温、中温、高温の三種類の浴槽があります。「甌穴」、少し豪華な庭園露天風呂。
 
 (御夢想の湯) ( 竜宮)
   
 「御夢想の湯」、総檜造りの大浴場。「竜宮」、弁天の滝を望む混浴の河原の湯。
 
 (貸切風呂、岩根の湯)  (貸切風呂、クリスタル)
 
 「岩根の湯」、源泉に最も近く打たせ湯や蒸し風呂が堪能できる貸切風呂。「クリスタル」、広々貸切風呂。
 「四万たむら」さんは館内だけでも十分湯巡りができそうな旅館です。

     
摩耶の滝
     
 
 (摩耶の滝へ向かう遊歩道)   
     
 国道353号線に出て1、5km程進むと奥四万トンネルがあり、その手前に摩耶の滝への案内板が立っています、此処から一旦国道を反れて摩耶の滝へと向かいます、摩耶の滝への道は山道で熊出没注意の看板がありました。 
 
 (遊歩道に通されていたトロッコ列車の軌道)
 
 国道から摩耶の滝へ向かう遊歩道は昭和のはじめ頃にはトロッコ列車の軌道と成っていました、摩耶の滝の周辺で伐採された木材を積んだトロッコ列車が馬や牛に引かれこの遊歩道を通っていたのです。
 
 (摩耶の滝)  (幻の滝)   
         
 1,3km程で摩耶の滝へと到着します、摩耶の滝は落差20m程の滝ですが水量が大変多く豪快な滝です、直ぐ隣の幻の滝も水量は少ないですが風情ある綺麗な滝です。    

 
         
奥四万湖    
         
   
(四万川ダム)    (日帰り温泉こしきの湯  
         
 国道へ戻り奥四万トンネルを抜けると奥四万湖です、奥四万湖は四万川ダムのダム湖で日の光の加減によっては湖面がコバルトブルーに見えると言います。    
   
(奥四万湖)    
   
 湖畔には日帰り温泉「こしきの湯」が在り湖を眺めながら入浴できるそうです。   
 
 (コバルトブルーの四万湖)  

 
         
日向見薬師堂    
         
    
 四万川ダムから四万街道を通り日向見地区へ向かいます、日向見地区は四万温泉発祥の地で此処の日向見薬師堂は1598年(慶長3年)に藤原家定が沼田城主「真田信幸」の武運を願い建立したと云います。    

 
         
御夢想の湯    
         
   
  (御夢想の湯前の足湯?)     
     
 日向見薬師堂の直ぐ隣に公共浴場「御夢想の湯」が在ります、こちらは無料温泉です、四万温泉には御夢想の湯をはじめ河原の湯(新湯地区)、上の湯(山口地区)、川音の湯(山口地区)の四箇所、無料温泉浴場が設けられています。 
 御夢想の湯の前には足湯らしい建物が見えます?  
 

 
         
楓仙峡、小泉の滝    
         
    
 (小泉の滝)   (楓仙峡)  
         
 日向見地区から「ゆずり葉地区」抜けてバス亭へと戻ります、「ゆずり葉地区」にはいると四万街道は楓仙峡沿いを通ります、その中程に小振りな小泉の滝を見る事ができます。   
    
(ゆずり葉飲泉所)    
         
 小泉の滝から500m程先には足湯兼用の「ゆずり葉飲泉所」が設けられています、飲泉の効能は胃腸病などに効くと言います。    

 
 
         
新湯地区の土産屋街    
         
   
     (遊技場、柳屋さん)  
     
 ゆずり葉地区から新湯地区(バス亭のある地区)に入ると直ぐに狭い路地となり土産屋、遊技場などが建ちならんでいます、中には昔懐かしいスマートボールが置いてある遊技場も在ります。   
 
 (遊技場柳屋さんのスマートボール)  

 
         
河原の湯、塩之湯飲泉所    
         
   
 (河原の湯)   (新湯地区商店街)  
         
 土産屋街を抜けると先ほどの四万温泉バス亭へと戻ります、バス亭下手の川沿いは公共浴場河原の湯で、こちらも無料温泉です。    
    
 (塩之湯飲泉所)    
         
 バス亭から萩橋を渡り新湯地区の商店街を通ります、商店街には塩之湯飲泉所が設けられています、効能は便秘、ジンマシンなどに効くそうです。       

 
 
 四万温泉街の人気のお店
 
 焼まんじゅう島村
 商店街の中程に位地する「焼まんじゅう島村」さん、みそタレをつけて炭火で焼くまんじゅうは香ばしさが格別です、「焼まんじゅう島村」さんは地元では有名店。
 
 和菓子専門店「楓月堂」
 
 塩之湯飲泉所の向かい側の楓月堂さんは和菓子専門の老舗、温泉まんじゅうなどいろいろな和菓子を取り揃えています、御土産を買うなら此処、楓月堂さんです。

       
川音の湯  
       
 
(月見橋)    (川音の湯  
         
 月見橋を渡り山口地区へ入ります、橋を渡り200m程進むと四万温泉名物「町営川音の湯」が見えます、四万川を眺めながらの露天風呂は大変風情がありますが残念ながら冬期間閉鎖となっていました。   

 
         
町営温泉清流の湯    
         
 
  清流の湯、露天風呂)     
         
 山口地区から温泉口地区へ入ると四万川の対岸に町営温泉「清流の湯」が営業していました、こちらの温泉は有料で設備が結構充実しています、中には大浴場の「扇の湯」、「矢羽の湯」があり、川沿いには露天風呂「ひょうたんの湯」があります、食事もフロントに頼んで蕎麦などの出前を注文する事ができるそうです。直ぐ近くにはバス亭もあります。   

 
         
 桃太郎の滝   
         
    
 清流の湯を過ぎると国道353号線と合流します、国道を少し南下すると「桃太郎の滝」の案内板が掲げられています、伝承によれば滝の流れ落ちるかたちが桃のみに似ている事からその名がついたと云われています。    

 
         
嘉満ヶ淵    
         
    
 桃太郎の滝から200m程国道を南へ進むと四万温泉の景勝地「嘉満ヶ淵」です、嘗ては水量も多く流れもかなりの激流であったと言います、しかし近年上流に発電所のダム(桃太郎の滝近く)ができた為に水量が減ったそうです。    
 
 水量が減ったと言ってもかなり激しい流れで落ちたら流されるでしょう。    
   

 
         
四万の甌穴    
         
    
 嘉満ヶ淵から更に1km程国道353号線を進むと今回の旅行の終着点「四万の甌穴」です、数万年歳月を経て川底の同じ位地で石が水流により転がってできた穴で半径20数センチ、深さ35センチの穴から直径3m、深さ1.5mの穴まで八ヶ所開いているそうです。 
 下の写真の滝壺の渦を巻いている所が最も大きな穴です。 
 
   
 甌穴の直ぐ近くにはバス亭があるのでそこから中之条駅へ戻ります。   

 
       
   
     
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