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                     稲荷前古墳群2

                                  (消滅した墳丘)




           



                                稲荷前14号墳

                    

 稲荷山古墳群の並ぶ台地は現在15号墳より北側で宅地造成の為に掘削された状態と成りそこに存在していた墳丘群は消滅しています。
 15号墳の北側には一辺が10m四方の方墳で6世紀後半に築造された14号墳が在りました。



                                 稲荷前1号墳



 14号墳の北側には全長46mの前方後円墳である1号古墳が連なっていました、この1号墳は稲荷前古墳群最大規模の墳丘で16号墳より少し後の5世紀初頭に造られています。



                          (稲荷前2号墳、    稲荷前13号墳、)

 1号墳の後円部正面には円墳の2号墳が在り東側には直径16mの同じく円墳である13号墳が在りました、13号墳は6世紀末に築造されています。



                              1号墳西側の横穴墳
                            


 1号墳の西側の低い位置に5箇所の横穴墳が横並びの状態で掘られていました、これら横穴墳は1号墳よ200年ほど後の6世紀中頃に掘られたもので此処より南東800mの市ヶ尾横穴墳群と略同じ時期の墓です、当時「首長」、「国造」などの豪族達の一族、関係者はこの様な横穴墳に死後埋葬されていました、日本各地には同時期に造られた横穴墳が幾つも確認されています。



                              稲荷前3号墳、5号墳

                    

 2号墳の北側100m程の位置に3号墳と5号墳が並んでいます、共に6世紀前半に築造された円墳で3号墳が直径20m、5号墳が直径13m程在ります。



                                  稲荷前6号墳



 3号墳、5号墳の北側は谷間でその更に北側の台地上には全長32mの前方後円墳の6号墳が造られていました、16号墳と同じ時期の4世紀後半の築造でその南側の下り斜面には3箇所の横穴墳が掘られています、この3箇所の横穴墳は1号墳西側の横穴墳と同時代のものです。

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