関東、温泉と旅行記	木曽方面
中山道は塩尻峠を越えて塩尻宿へ向かいます、塩尻宿は塩の道の分岐点で三河から南塩が運ばれ糸魚川からは松本を経由して北塩が運ばれたと云います、１８４３年（天保１４年）の塩尻宿の人口は７９４人、家屋１６６軒、旅館７５軒、本陣、脇本陣共に１軒です、１８８２年（明治１５年）の大火により宿内の主だった家屋は消失してしまい現在は一部当時の面影をとどめた家、屋敷が残っています。
				塩尻周辺旅館、宿、宿泊施設、ホテル。
塩尻宿東の木戸
				ホテル中村屋 　 「じゃらんnet提供」 　 　塩尻駅から徒歩３分、大きくて綺麗なホテルとクチコミに見られます、檜の風呂がなかなかの人気です。 　駐車場無料。 　無線LAN接続無料。 　クチコミ評価 　JR塩尻駅徒歩３分　塩尻I.C車で８分　松本空港車で２０分、無料平面駐車場（大型ＯＫ、バイク屋根有）。 　茜宿 　 「じゃらんnet提供」 　塩尻駅からタクシーで２０分、露天風呂からは松本平、北アルプスが一望できるそうです（朝焼けが最高に綺麗）。 　クチコミ評価 　 　車/塩尻ＩＣ～１５分　電車/中央本線「塩尻駅」下車～タクシー２０分 。
（永福寺と塩尻宿道標）
塩尻宿は下諏訪宿から１１、３３ｋｍ（２里３３丁）あります、宿の西側の入口近くに立派な仁王門の建つ真言宗永福寺がありこの先の旧中山道筋と国道１５３号線の合流点から塩尻宿です、東木戸跡には「中山道、塩尻宿」の石碑が建っています。
（塩尻宿東木戸付近）
この東木戸には口留番所が在ったと云います。
宿内の旧家屋
旧塩尻宿の中心街へ向かって進むと古い佇まいの家屋が点在しています、明治１５年の大火の為か壁面の漆喰がいささか黒ずんでいます、右写真の出格子造の家屋の東隣は国の重要文化財の小野家住宅（旅館いてうや）で明治１５年の大火を逃れたと云います、現在修復工事中です。
下の問屋場
塩尻宿の旧中心街に入ると「高札場跡、下問屋跡」の碑が建っています、塩尻宿には問屋場が上と下の2箇所設けられていました。 　この辺り宿内で最も通行人が多かった為か下問屋脇が高札場となっています。
上の問屋場
下問屋の斜め向かいが上問屋です、塩尻宿は三河、越後より大量に塩が運びこまれた事から二箇所の問屋場が設けられたのでしょう。
塩尻宿本陣跡
下問屋の西隣が塩尻宿本陣でした、1762年（明和8年）以降に川上家が勤めています、川上家は富豪で造酒屋も営み本陣は中山道筋最大規模であったと云います、しかし残念な事に明治１５年の大火で本陣は全焼してしまいました。
脇本陣
本陣の更に西隣が脇本陣で本陣川上家の分家が勤めていました、此処も本陣と同じく大火で消失してしまいた。
幕府領塩尻陣屋跡（笑亀酒造）
脇本陣の少し西側に土蔵を構えた笑亀酒造があります、此処は江戸幕府の陣屋跡です、当初塩尻宿は松本藩の所領でしたが1726年（享保１０年）に幕府の直活地となり政務を執行する役所である陣屋を設けたのです。
鍵の手跡
塩尻町の歩道橋まで進むと歩道橋下に「中山道鈎の手跡」と刻まれた石碑があります、この辺り宿場の治安の為に街道筋をL字に屈曲させていました。 　中山道筋は石碑脇の細い路地を進みます。
（中山道筋）
中山道
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